9月24日(土)、共同研究を行っている遠野市が、「文化による復興支援」シンポジウム in 東京を開催した(■主催 遠野市(遠野文化研究センター) ■共催 文化庁 ■協賛 国立劇場)。「震災から約半年、今なお厳しい状況が続く被災地に文化は何ができるのか、そしてこの状況下で被災地の文化を守る意義とは何か。被災地の現場の声や支援活動を発信しながら、一人でも多くの方の「文化による復興支援」への参加を呼びかけ」ることを趣旨として、国立劇場で開催された。
 第一部として、近藤誠一(文化庁長官)・北川フラム(アートディレクター)・赤坂憲雄(遠野文化研究センター所長)による対談。つづいて、「被災地にエールを!」と題して、遠野小学校児童による合唱「遠野の里の物語」が上演された。数十人の児童が、身体いっぱいに表現するシーンは、見るものをひきつけ、大きな喝采を集めた。
 第二部では、映像報告「三陸文化復興プロジェクト」の取り組みが投影された後、シンポジウム「文化と災害復興」と題して、パネルディスカッションが行われた。
■コーディネーター
 赤坂憲雄(遠野文化研究センター所長)
□パネリスト   
 栗原祐司(文化庁文化財部美術学芸課長)
 湊  敏(山田町立鯨と海の科学館長)
 佐々木健(大槌町教育委員会生涯学習課長県図書館長)
 熊谷 賢(陸前高田市立海と貝のミュージアム学芸員)
 中村仁彦(大船渡市民文化会館企画運営員)
 震災後半年を経た被災地の文化に関する取り組み、災害復興の状況、今後の支援のあり方について、活発な議論が展開された。

 会場には多くの来場者が集まり、熱心に対談・表現活動・パネルディスカッションなどを聞き入っていた。災害後の後方支援の取り組みを行ってきた遠野市の文化による復興支援という新しい活動・挑戦に多いに注目したい。

(出典:http://www.city.tono.iwate.jp/index.cfm/35,18008,162,html)