農福連携マルシェ2016 「開催記念セレモニー」大臣・総理夫人スピーチ全文

【1】 塩崎恭久 厚生労働大臣のスピーチ

皆さん、おはようございます。
ご紹介をいただきました、厚生労働大臣の塩崎恭久でございます。

塩崎

今日は農福連携マルシェということで、ちょっとお天気が心配されますけれども、全国から16のブースを出していただける作業所といいますかB型を中心に、全国から集まっていただきました。

そして、大変な素晴らしいサミットを伊勢志摩で行った安倍総理でありますけれども、今日は奥様の昭恵夫人がわざわざお出でをいただいて、私も前から来ていただきたいなと思っていたのですが、今日来ていただいて本当にありがとうございます。

なんでこのマルシェがスタートしたかということを、一言ちょっとだけご紹介したいと思うんですが、実は私、今回の16のブースの中の1つで、自然農法、これ「奇跡のリンゴ」でご案内の木村秋則さんという方が青森におられますが、その自然農法を「障がい者の皆さん方と一緒に農業をやろう!」と言ってやっている仲間が全国にたくさんおられます。

その1つが私の地元の愛媛県の松山に佐伯君というのが、あそこ(会場内)にいますが、彼からその話を聞いて素晴らしいなと。

塩崎2
やっぱり障がい者の皆さん方が自立をするためには、経済的にも自立が可能にならなけれないけない。

そういう中で、皆さん方に評価をいただけるような農産物をちゃんと作ることが、障がい者の皆さん方も可能であって、そして特に自然農法でいけば、かなり評価をいただけるということでやっておりました。

ところがその時に問題になったのが、いわゆるB型がこういう農業をやろうとすると、実はB型の作業所というのは、必ず「会議室がなければいけない」「トイレがなければいけない」「休憩の部屋がないといけない」とか。

でも、田んぼの横にそんなもの作る人はいませんよね?
「そういう馬鹿馬鹿しい規制はやめてくださいよ!」と佐伯君に怒られて、それで障害保健福祉部に言って、さすがの頭の固い厚労省も2か月くらいでこれは直してくれました。

塩崎3

そんなこともあって、農福の連携というのは大事だね!という時に、実は東京である日、佐伯さんたちが来て、木村さんも来て、そして藤井部長も一緒に夕食しながら「マルシェをやろうよ!」ということになりまして、その場で私はすぐ、当時は西川農水大臣でありましたが、電話して、「農水省と厚労省で協力をして、1回ずつ交代でやろうじゃないか」ということでスタートして、最初は林前農水大臣に農水省の前庭でやっていただきました。

その後、私どもの厚労省でやり、全国で去年は5回やってまいりましたけれども、段々と定着して、今日はこんなに大勢の皆様方、昭恵さんを見たいというだけで来たのかもわかりませんが、たくさん集まっていただいて、理解をしていただいて。

塩崎4

私たちは、これから「地域共生社会というのををつくろう」ということを今唱えています。
経済財政諮問会議でもそういうことを言っています。

何かと言うと、障がい者も高齢者も子どもも、今までみんな縦割りで福祉をやっていましたけれども、「みんな丸ごと一緒にやろうじゃないか」。「その方がむしろ良いね」と。

富山には『このゆびとーまれ』という惣万さんという方がやっているデイサービスがありますけれども、そこには障がい者も子どもさんも高齢者もいる。北海道にも『ゆうゆう』というところがあって、そこでも同じようにみんな一緒になって力を合わせて暮らしている。

そういう社会をこれからどんどん作っていこうじゃないか、ということをやっています。

そういうようなことも頭に入れながら、今日はしっかり障がい者の皆さん方が作っていただいた素晴らしい農作物を買っていただいて、また明日からみんな元気で頑張れるようにご協力をいただければ有り難いなというふうに思います。

塩崎5

どうぞ宜しくお願い致します。
ありがとうございました。

 

【2】森山裕 農林水産大臣のスピーチ

皆さん、おはようございます。
農林水産大臣を務めております森山裕でございます。

農福連携マルシェ2016が多くの皆さんのご出席をいただき、また多くの関係の皆さんのご出店をいただいて開催をできますことを、本当に厚く御礼を申し上げる次第であります。

今日は大変お忙しい中、総理夫人もご出席をいただけたことも有り難いことでございます。

森山1

塩崎大臣が少し選挙区の自慢話をされましたので、私も少し話をさせてほしいと思いますが、ちょうどここから2番目に(ブースNo.7)『花の木』さんという方が出店をしておられますけれども、実は私の選挙区でございまして、本土最南端の佐多のちょっと手前の本当の寒村に施設があるんですけれども、どうしたことか『花の木』さんだけは非常に明るいんです。

身障者の人たちが、障がいのある人たちが、お茶を作ったり養豚をしたり、いろんなことをしておられます。

森山2

そして今6次化にも取り組んでおられて、今日は6次化の商品を出店しておられますけれども、私はやはり農業というのは自然との対話ですから、障がいがある方も良い仕事がお出来になるんだと思います。

そこでできた物を、どうマルシェでご評価をいただくかということが大事だなというふうに思っております。

我々農林水産省としては、今後とも農業関係の皆さんと福祉関係の皆さんの相互理解を醸成をしていくために、いろんな行事をしたり、あるいは勉強会を開催したりしながら、もう少し農福連携を前に進めさせていただきたいというふうに考えております。

森山3

農福連携でできた農林水産物や6次化の商品というのは、本当に素晴らしい物であるというご評価が全国に広まるように、マルシェもまたいろんな所で開催する努力をさせていただきたいと考えております。

どうか皆さん、今日は少し財布の紐を緩めていただいて、お買い上げを宜しくお願いを申し上げてご挨拶といたします。

森山4

ありがとうございます。

 

【3】安倍昭恵 内閣総理大臣夫人のスピーチ

皆さん、おはようございます。
ただいまご紹介をいただきました、安倍晋三の家内の安倍昭恵でございます。

安倍1

本日は、農福連携マルシェが、全国各地からたくさんの皆様がご出店なられまして盛大に開催されますことを、心よりお喜びを申し上げます。

厚生労働省と農林水産省、両方の省が一緒にこういうマルシェをするということが、私はまず素晴らしいなというふうに思っています。

いろいろなことに私は関わっておりますけれども、行政の、各省庁の縦割りであったり、という壁にいろんなところでぶち当たっておりまして、もう少し各省庁、あるいは行政同士が連携していくことがスムーズにいくと、もっと良い世の中になるのではないかなというふうに感じることがあるので、こうした形でですね、2つの省が一緒になって1つのことに取り組んでいくということは、本当にこれから日本のあるべき姿をここで示してくださっているんだろうというふうに思いますし、これが2つの省だけではなくてですね、また経産省が入ったり外務省が入ったり、このことがもっと全国各地、また世界に発信をされていくと、素晴らしいことになるんじゃないかなというふうに思います。

安倍2

私は昨日、一昨日はサミットが終わって地元山口県に帰りまして、田植えをしてまいりました。

昨日の田植えではですね、手で植えるんですけれども、施設の障がいを持った方たちも一緒に田んぼに入って泥んこになって田植えをして、こうしたことが各地で広がると良いなというふうに思いました。

人は、誰もがですね、生まれてくるときに何かしらの使命を持って生まれてくるというふうに私は思っています。

今、主人もその使命を全うするために一生懸命頑張っておりますけれども、障がいを持った方たちもですね、それぞれにきっと何かしらの天から与えられた使命があって、それをどういうふうに発揮をしていただくか。

安倍3

私たち健常者は、福祉というと障がいを持った方たちに「何かしてあげなくてはいけない」というふうに思ってしまうかもしれないと思うんですけれども、そうではなくて、その「障がいを持った方たちがいかにその使命を十分に発揮できるかということをお手伝いをさせていただく」ということが大事なんじゃないかな。

安倍4

そして、障がいを持っておられる方は、持ってない、みんな何かしらの障がいは私は持っていると思うんですけれども、健常者と思っている人たちが普段気が付かないようなこと、いろいろ教えてくださる、そうした先生でもあるんじゃないかなというふうに私は思っているので、これから多様な社会、どんな人であっても本当に豊かな幸せな社会をつくっていくためにですね、障がい者、障がいを持った方たちは、大いにその自分たちの、私たちにはない能力を発揮していただきたいなというふうに思います。

安倍5

今回、この農福連携マルシェがご盛会に終わりますことを、また皆様方のご多幸を祈念いたしまして、私のご挨拶とさせていただきます。

本日はおめでとうございました。