インドネシアでアニメ人材の育成支援 三井住友銀

 三井住友銀行はインドネシアでアニメーション産業の人材育成を支援する。海外で専門学校を運営するカドカワの協力を得て、同社のノウハウを現地のアニメ学校の教育プログラムに生かす。映像機器の導入費用も寄付する。昨年から現地の大手財閥ジャルム・グループの財団と取り組む企業の社会的責任(CSR)活動の一環。同国での知名度向上につなげる。

 アニメ制作などの人材育成を手がけるカドカワのグループ会社、カドカワコンテンツアカデミーを現地のアニメ学校に紹介する。台湾で専門学校を展開する同社がノウハウを提供し、アニメ学校の教育の質を高める。三井住友銀として音響スタジオや試写用シアターの設備購入資金のほか、教材用に日本の中古漫画本1400冊も寄贈する。

 インドネシアはアニメや映画などのコンテンツ産業の振興に力を入れているが、クリエーターの育成が課題だった。三井住友銀としては、昨年に実施した看護や海洋分野に続く現地の専門人材の育成支援となる。積極的なCSR活動を通じ、アジアの中でも重点国と位置づけるインドネシアで存在感を高める狙いだ。

(日本経済新聞 2016年03月07日)