東京・豊島区、百貨店に期日前投票所 西武・東武と協定

  東京都豊島区とそごう・西武の西武池袋本店、東武百貨店は3日、期日前投票所の設置で協定を結んだ。区民は夏の参院選から両百貨店で投票日の前に一票を投じられる。選挙権年齢が18歳以上に引き下げられるのを機に、投票率を向上する狙い。人が集まりやすいショッピングモールや駅に設置する自治体はあるが、百貨店内は全国で初めてという。

 西武は池袋本店7階の現在ランドセル特設会場があるスペースに、東武は池袋店5階紳士服売り場の一画に期日前投票所を設ける。区は西武からスペースを無償で借り、東武に使用料約8万円を支払う。区と両店は投票所の入場券を送付する「選挙のお知らせ」に入れるチラシづくりでも連携を見込む。

 3日の会見で高野之夫区長は「池袋の中心は西武であり、東武。お互いタッグを組むことで投票率向上やデパートへの集客につなげたい」と強調した。西武の中島信一本店長が「地域とのつながりが強まる」とメリットを話し、東武の紫桃満之本店長は「投票に来た人を意識した売り場設置を検討したい」と述べた。

 両百貨店の投票所は投票日直近の日曜日から土曜日までの7日間、午前10時から午後8時まで開く。通常は午前8時半からだが、店の営業時間に合わせて10時にずらす。

(日本経済新聞 2016年03月04日)